常緑樹の葉っぱ
少しづつ寒さが厳しくなってきていますね。いかがお過ごしでしょうか!?
今回は、クドーのコサージュにもついている植物の葉について書かせていただきます。
植物は種になったり葉を落としたり冬の厳しい寒さを色々な方法で耐えて命をつないでいます。そんななかで「常緑樹」、英語だと「evergreen」と呼ばれる植物たちは、一年中青々とした葉を保っていています。緑の葉を茂らせて凛としている植物たちにあやかってでしょうか!?日本ではサカキ(神様にお供えする)、ヒイラギ(魔除け)、マツ(縁起物)ユズリハ(お正月飾り)の様に常緑樹の葉が色々な用途で使われてきました。
ところで、なぜ彼らは氷点下の寒さの中でも、凍らずにいられるのでしょう?
「凝固点降下」という言葉があります。水の中に塩や砂糖を溶かせば溶かすほど、その液の凍る温度は低くなるという意味です。
そこで先ほどの答えです。実は常緑樹たちは冬が来る前に葉が凍らないように準備をしています。その準備とは葉っぱの中に糖分を蓄えることなんです。糖分がたくさん溶けている水を体の中に循環させて凍ることを防いでいます。ちなみにホウレンソウなどやキャベツが冬に甘く美味しくなるのも、栄養価が高くなるのも同じ原理です。
でも、甘いかどうか食べたりしないでくださいね。植物は自分の身を守る為に、毒をもっています。(例えば、アジサイ、スイセンなどなど・・)
MR.コサージュ
「身近な人にコサージュを!」
【2013年12月13日】